EF135mm F2.8 ソフトフォーカス というレンズ

こんにちは。yukiです。

最近魚眼レンズを購入しました。

これが難しい反面めちゃくちゃ楽しいです。

魚眼沼とかいう恐ろしい言葉もあるようですが、僕はまだ正常です。

ずぶずぶ。これについてはまた今度。

 

今回は EF135mm F2.8 ソフトフォーカス というレンズを使用してから

丁度半年ほど経ちましたので、使用感のレビューです。


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EF135mm F2.8 ソフトフォーカス

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6D F2.8 SOFT1 + スノーフィルター

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6D SOFT 0.5

 

「ソフトフォーカスって何!」

「135mmってLじゃないの!」

レンズ沼はまってるなこいつ!」等々思うところはありますよね。

僕もそうでした。出会いのきっかけはTwitterぱつかるちゃーのぱつこさんという方が購入して作例を幾つかあげていて、お、これは、と思ったところからです。

 

丁度フルサイズ用の望遠が欲しかったところで、おとなしくズームを買っておけばいいところですが、中古カメラ屋のお父さんが一万円で譲ってくださるというので、少しカビていましたが値段につられて購入。

 

「これで彼女もよく撮れるな!」なんて言われましたが、残念ながらお一人様です。気持ちを察してかポーズを決めて写真を撮らせてくれるお父さん。

うん。。確かにポートレート向きでよく写る。写るけどお父さん。。

 

あんまりレビューしてる人もいないキワモノレンズです。

 

特徴

主な仕様

発売年月 1987年(昭和62年)10月
発売時価格 50,300円(ケース付き)
レンズ構成(群) 6
レンズ構成(枚) 7
絞り羽根枚数 6
最小絞り 32
最短撮影距離(m) 1.3
最大撮影倍率(倍) 0.12
フィルター径(mm) 52
最大径x長さ(mm)x(mm) 69.2 x 98.4
質 量(g) 390
シャープな描写のノーマル撮影と、2段階のソフトフォーカス(軟調描写)撮影に切換え可能な機構を備えた中望遠レンズ。第4レンズに非 球面レンズを配置し、このレンズを移動することにより球面収差をコントロールしてソフトフォーカス撮影を行う。なお従来困難とされてきたソフトフォーカス 時のピント合わせもAFで簡単に行う事が可能となっている。

EF135mm F2.8 ソフトフォーカス - キヤノンカメラミュージアム

 

1987年発売の化石レンズですが、特徴は

・小型軽量 (390g!) スッとカバンに忍ばせられる

・中古相場は2万円程度と手頃 

・AFは速くスムーズ 小さく ジー という

・明るい。手ぶれは息を止めて気合をいれればしません。

・0~2の範囲でソフトフォーカスをかけることができる(無段階)。

・ピンが決まれば写りは良い。

・フレアはひどい。寄れない。貴重な6枚羽。

 

こんなところです。

何はともあれ作例を御覧ください。

 

作例

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EOS 6D F2.8

購入して店を出たあとすぐルンルン気分で撮った写真がこちらです。正直なめていましたがよく解像し、ぼけは綺麗で衝撃を受けました。

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6D F2.8 SOFT 0

部屋が暗く開放で撮りましたため、ピントはミッキーのみですが、よく写ってます。さすが単焦点

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6D F2.8 SOFT 0

懐かしのワニワニパニック。前ボケがうるさいとの前情報でしたが、私にはそこまで気になりません。後ろボケはとても綺麗。

 

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6D F10 SOFT 0 + Kenko クローズアップレンズ MC No.2

こちらは「クローズアップレンズ」を使用した例です。無理やり近くにピントを合わせさせるフィルターで、最短撮影距離の長い本レンズと相性バッチリです。

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6D F16 SOFT 0 + Kenko クローズアップレンズ MC No.2

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6D SOFT 0 + AC No.1 + MC No.2

クローズアップレンズは重ねがけができます。こちらはNo.1とNo.2をあわせてNo.3と同等の性能にして使用してみました。このように疑似マクロのように使えないこともないですが、ピントの合う範囲は本当に狭く、常用には向きません。これも相当絞ったと思います。

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6D F4.5 SOFT 0

この日は横浜の「ピカチュウ大発生チュウ!」に参戦中。空を楽しそうに飛んでいました。このレンズは光源にとても弱く、強い光が入るとこのように盛大にフレアが出ます。優しい味が出るとも言えるかもしれません。

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6D F2.8 SOFT 1

肝心のSOFTはまだか!と自分でも思いました。こちらがソフトフォーカスの例です。全体的にふんわりと優しい雰囲気になります。すべてJPEG撮って出しです。

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6D F2.8 SOFT1

SOFTその2。SOFT0~1の間がうるさすぎず、私は好みです。ちなみにF2.8~F4より絞るとSOFTは効かなくなります。SOFTをかけると玉ボケが歪みます。

 

 

下の写真は、順番にSOFT0、1、2と比べたものです。
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今は現像時に加工できますから需要は少ないのかもしれませんが、これはこれで味があって楽しいです。ちなみに85mm のソフトフォーカスもあるそうですね。そっちの方が人気が高いそうで。ちょうどいい画角ですからね。 

 

上の写真ではスノーフィルターを使用しています。
これがまたこのレンズの優しい雰囲気と相性抜群です。

 

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6D F2.8 SOFT1 + スノーフィルター

花火は偶然スノーフィルターをつけっぱなしで撮ってしまったものなのですが、こんなのもいいですね。

 

このレンズはSOFT 0で使用すれば普通のよく写る単焦点レンズです。軽いは正義。AFもスムーズで使用感はとても良いです。ちょっと雰囲気出したいときにSOFTがいい味出してくれます。径が小さく、フィルターが安く手に入るためいろいろと遊べるのも◎。

 

135mmという画角で単焦点レンズともなると構図選びが本当に難しです。。やっぱりズーム買っておけb(ry...

なのでなかなか気合入りますが、いざ使ってみるとだいぶ個性が強いのもあって面白いです。
写真は引き算とよく言いますが、使っていると引きすぎじゃないか...と思うことが8割。残り2割でお!っと思う写真がとれます。普段使わない画角を使うのは新鮮で、楽しいです。

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6D SOFT 0.5

なんの変哲もない写真なのに、何故か味が出る、そんなレンズです。

 

なんだかんだ毎回カバンに忍ばせているお気に入りの一本でした。

 

 

・細かい点

このレンズ、AFが少しずれているような気が、、

ボディ内で補正できる方はした方がいいと思います。

また、SOFTをかけたときに位相差AFがジャスピンにならないのは仕様です笑

ずれた分よりふんわりするといえばそうですが。ライブビュー撮影時はどのポジションでもジャスピンですから、こだわる時はMFかこちらがいいと思います。あと本当に急にフレアが出ることがありますから、失敗できないときはコーティングの良いレンズの仕様をおすすめします。